会社概要

コンセプト

社会が物質的豊かさを獲得したいま、その重心は人々の心へと移行してきています。 自らの抱く使命感で社会へと向き合う事で、多くの人々はこの心の時代を生きてゆくでしょう。 経営や仕事のあり方自体が変わろうとしています。 私たちMISSIONMINDはそうした時代にありながら、人々の導灯となるべく生まれた企業です。

代表者のプロフィール

中村 一 / Hajime Nakamura

MISSIONMIND(https://missionmind.jp/)代表

ORIGINALMIND(https://originalmind.co.jp/)会長

保守部品.com(https://hoshubuhin.com/)代表

現実を生きる私、宇宙を考える私

私は1969年に長野県の諏訪郡に生まれました。27歳の時独立開業し、現在、上記の事業を経営しています。近年は若いメンバーが力をつけ、私は実務からほとんど離れることができました。そのおかげで、このサイトに文章を書く時間と心の余裕が生まれています。

とはいえ、2024年6月からは新規事業の立ち上げに取り組んでおり、時期によっては非常に忙しくなることもあります。そのため、このサイトには、毎日投稿する時期もあれば、数か月ほど間が空くこともあると思います。

それでも、どの記事でも構いませんので、読んで感じたことがあれば、こちらからメッセージをいただけたら嬉しいです。共感の声が、新しい文章を書くときの大きな支えになっています。

悟り ― 宇宙が私を通して反転した瞬間

私は小さな頃から、宇宙について考えずにはいられない子どもでした。宇宙に果てがあるとすれば、その外側はどうなっているのか。もし外側が無限に続くのだとしたら、そもそも「無限」とは何なのか。多くの人が大人になるにつれて忘れていくこの問いが、私のなかでは消えるどころか、むしろ日々の生活の随所で突然立ち上がってくるのです。

高校時代、仲の良い友人がいました。おとなしいけれど、とても頭のいい友人でした。よく二人で図書館にこもり、宇宙の話ばかりしていました。ある日、その友人がふと言ったのです。

「宇宙はなぜ生まれたのか。それは、自分を知るためじゃないか。」

その瞬間、私はハッとしました。直観的に「その通りだ」と思ったのです。「自分を知るため」というのは、感情であって物理現象ではありませんから、科学的ではないと思います。しかし、科学の扱う領域にないというだけで、それが真理でないとは限らない。むしろ、その一言によって、すべての事象が説明可能になるという直観がありました。

それ以来、私は「宇宙は自分を知るために生まれた」という前提で、あらゆる事象を整理しはじめました。不思議なことに、知識が乏しいなりにも、さまざまな事象が矛盾なく一つの原理へと収斂していったのです。そして決定的だったのは、「では、なぜ宇宙は自分を知りたいと思ったのか」という問いに、自分なりの答えを持てた瞬間でした。

その答えに辿り着いたとき、私は言葉にできない解放感に包まれました。まるで、長い旅路の先でようやく本当の自分に出会ったような、そんな感覚でした。

「自分であることをやめ、自分そのものになった」

この感覚は、どんな成功や幸福とも比べることのできない種類のものです。世界の見え方が根底から静かに書き換わりました。ビジネス社会を生き抜く自分から、宇宙自然そのものの自分へ。比較や競争の渦のなかにいた自分から、揺るがない不動心の自分へ。

宇宙とは、自分を知るために生まれ、自分を知る過程で世界を生み出し、そしてその世界の中で「私」という観点を通して再び自分を知ろうとしている。その一連の流れのなかに、私はようやく位置づけられたのだと思います。

50年かけて見えた宇宙の全体像

私はこのページで、宇宙のしくみや「人はなぜ生きるのか」といったテーマをよく語っています。しかし私は、数学も物理も哲学も専門的に学んだことがありません。そもそも大学にすら行っていません。けれど、それこそが私の最大の強みだと思っています。

理由はひとつ。私は探求のとき、まず最初に「全体像を」をイメージするからです。

物理も数学も本来は「手段」にすぎません。最初にあるべきは、「世界はこういう原理で動いているのではないか」という仮説=全体像です。その全体像があってはじめて、どの手段で説明するかが決まるはずです。

ところが多くの場合、学びは手段から入ります。それ自体を否定するわけではありません。むしろ必要です。ただ、宇宙の真理のような本質的な問いに向き合うとき、手段から始めてしまうと、遠回りどころか、最初のハシゴの掛け違いで永遠に答えに届かないこともある。

だから私はまず、直感で「全体像」をイメージします。宇宙とはこういう構造なのではないか、存在とはこういう仕組みで立ち上がるのではないか、と。そこから、その全体像を成立させるために必要な手段を選び、理論としてまとめていく。私にとってはこの方法のほうが、はるかに自然です。

直感と聞くと、いい加減な印象を持つかもしれません。しかし、これまで支配的だった要素還元的アプローチ、すなわち、部分を極限まで分解して理解しようとする方法では、全体像に辿り着くことは難しい。部分の総和は全体にならない。その事実を、長い歴史の中で私たちは何度も見てきました。

だから私は逆のアプローチを取ります。まず全体像を仮説として立て、そこから演繹的に理論を構築する。これは、科学が失ってきた「主観」と、哲学が手離してしまった「客観」の断絶を埋める、唯一の方法だと確信しています。

私は今、子どもの頃からの問いだった「宇宙の秘密」に、50年以上かけて自分なりの明確な答えを持っています。このページでは、その答えを少しずつお話ししていこうと思います。

目に見えない世界こそが本質という感覚

このサイトには、もう一つ大切な柱があります。それは「感性」です。

私はずっと昔から、たぶん子どものころから、世界を「理性」よりも「感性」で捉える人間でした。そのため、周囲に理解されない苦しさを味わうことも少なくありませんでした。

多くの人は、目に見える世界こそが本質だと思っているように感じます。しかし私にとっては逆で、目に見えない世界こそが本質であり、そこから形ある世界が立ち上がってくるように見えています。

そして私は、宇宙を「理性だけで説明できる」と思いこんでいる人を見るたびに、胸の奥がざわつきます。この神秘で満ちた宇宙を、人間の浅知恵で解き明かせると考えること自体、どこか傲慢ではないかと感じてしまうのです。宇宙は、人間が作り上げた「説明」の枠に収まるほど小さくはない。この感覚が、私の原点にあります。

だから、理性だけで世界を見ている人からすれば、私の言葉は時に理解しにくいでしょうし、戸惑いを与えてしまうこともあるかもしれません。それでも私は、感性という「もうひとつの回路」を手放すことができません。むしろ、それこそが私が私である理由だと思っています。

幸いなことに、近年は AI の普及によって「理性の価値が相対化される時代」へと移りつつあります。「土の時代から風の時代へ」という言葉を口にする人も増え、感性の役割が少しずつ見直されてきました。以前より、私の話すことを自然に受け入れてくださる方が増えていることを感じます。「中村さんのファンです」と声をかけてくださる方も、少なからず出てきました。とてもありがたいことです。

このページには、私が日々考えていることをそのまま置いています。もし興味を持っていただけたら、静かにページをめくるように読んでみてください。