閲覧記事記事一覧へ

思い込みのフィルタ

私たちが創造的な仕事をしてゆく上で、1つ理解しておかなければならないことがあります。それは「思い込み」についてです。私たちはあらゆることを認識しながら生きています。そしてその認識の多くは「思い込み」によってなされていることがあるのです。

例えばワインの味なんかはどうでしょう。ボルドーワインの第一級銘柄が記載されたラベルを、実際は低級銘柄のものに張られてあったとして、それを高級イタリアンのお店なんかで飲んだとしたなら、ほとんどの人は「一級品はやはりおいしいな」と感じてしまうのではないでしょうか。これは「おいしいはずだ」という思い込みが当人にあることで、このワインの味を「おいしい味」と認識させているためです。

これらのような例を上げ始めたらキリがない程に、私たちはあらゆる思い込みに基づいて物事を認識しています。つまり実際には「丸」いものを「三角」だと認識していることがあるということです。こうした視点を導入してみることで「自分の考えが必ずしも正解だとは限らない」という事実に1つ気がつくのではないでしょうか。また、必要であれば対象の本当の価値について改めて知りたいと思えるはずです。私たちが創造的な発想をしてゆく上で、様々な思い込みの存在に目を向けるという事は大切な事なのかもしれません。



関連記事

029 2014年05月29日(木)

市場調査ではなく直感を

会社を経営をしていく上で、どのような商品を提供していくかを決定することは、死活問題に関わる大変重要な課題です。それらを決定するには、市場つまりマーケットの全体…

続きを読む
_0004_レイヤー-2 2014年03月31日(月)

理念経営

私は、経営者という立場でありながら、「人に悪く思われたくない」という性質があるせいか、言うべきことを言えないことが多く、反省することが何度もありました…

続きを読む
013 2014年04月10日(木)

孤独の時間

人には少なからず、ひとりきりになる孤独の時間があります。これをネガティブに捉えている人は、思いの他多いのではないでしょうか。私がここで言いたいのは孤独の時間を…

続きを読む
019 2014年04月22日(火)

腑に落ちることと、理について

社会に限らず、この宇宙全体の事象の成り立ちには、その理(り、ことわり)となっているものがあるように思います。事象が成り立つ場合には、何かしらの理にかなっている…

続きを読む
031 2014年09月06日(土)

豊かな創造力を持つには

何か月か前になりますが、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、佐藤オオキさんというデザイナーを紹介していました。エルメスやルイヴィトンなど、世界の一流ブ…

続きを読む