閲覧記事記事一覧へ

思い込みのフィルタ

私たちが創造的な仕事をしてゆく上で、1つ理解しておかなければならないことがあります。それは「思い込み」についてです。私たちはあらゆることを認識しながら生きています。そしてその認識の多くは「思い込み」によってなされていることがあるのです。

例えばワインの味なんかはどうでしょう。ボルドーワインの第一級銘柄が記載されたラベルを、実際は低級銘柄のものに張られてあったとして、それを高級イタリアンのお店なんかで飲んだとしたなら、ほとんどの人は「一級品はやはりおいしいな」と感じてしまうのではないでしょうか。これは「おいしいはずだ」という思い込みが当人にあることで、このワインの味を「おいしい味」と認識させているためです。

これらのような例を上げ始めたらキリがない程に、私たちはあらゆる思い込みに基づいて物事を認識しています。つまり実際には「丸」いものを「三角」だと認識していることがあるということです。こうした視点を導入してみることで「自分の考えが必ずしも正解だとは限らない」という事実に1つ気がつくのではないでしょうか。また、必要であれば対象の本当の価値について改めて知りたいと思えるはずです。私たちが創造的な発想をしてゆく上で、様々な思い込みの存在に目を向けるという事は大切な事なのかもしれません。



関連記事

2014年05月29日(木)

死生観の変化

近隣で人類に起きた革命といえば、農業革命、産業革命、そしていまその真っ只中にある知識革命が挙げられます。そうした中革命として意外と意識されていないのが、抗生物…

続きを読む
2020年07月23日(木)

風の谷のナウシカと社会共通資本

先日、映画館で「風の谷のナウシカ」を観た。いま私たちが直面しているコロナ危機と、この映画のストーリーとを重ねながら、これからの社会を考えてみたかったからだ。

続きを読む
2014年05月29日(木)

市場調査ではなく直感を

会社を経営をしていく上で、どのような商品を提供していくかを決定することは、死活問題に関わる大変重要な課題です。それらを決定するには、市場つまりマーケットの全体…

続きを読む
2014年05月13日(火)

感性の網

日常社会で生きている中で「何か引っ掛かる」や「理由はわからないけどこうした方がいい気がする」など、私たちは明文化できないまでも様々な考えを抱くことがあります。…

続きを読む
2014年04月04日(金)

雨が降れば傘をさすという素直な心

仕事をしてゆく中で「素直な心」を持つ事はとても大切な事です。 このことを仕事への姿勢としてはじめて大々的に提唱された方としては、松下幸之助さんが思い出されます…

続きを読む