閲覧記事記事一覧へ

分離の時代を超えて、「ひとつ」を取り戻す

私は、この世(あの世に対するこの世)というのは、一人ひとりが本気で向き合えば、きっと今よりも何倍、何十倍も豊かで幸せな場所にできるのだと思っています。でも、どこかでそれを諦めているというか、もはや、そういう社会をつくろうという概念さえ持たない人も増えているように思います。

私が社会人になったころは(もう何十年も前のことですが)、少なくとも自分の周りの人たちは、今より生き生きとしていたし、何より未来に対する希望があった。でも今は、何か重たい閉塞感が広がってしまっているように感じます。

その背景には、近代以降の社会の基盤をつくってきた「合理主義」や「物質主義的な価値観」があるように感じます。この考え方は、あらゆる物事を分けて分類し、「これはこれ」「それはそれ」というように分離して理解しようとするものです。

それは分析や研究には有用ですが、人にまでそれを当て嵌めると、「個」の意識ばかりが強くなってしまいます。そうなると、周りはすべて他者であり、敵に見えてしまう。だから、自分を守るために相手を攻撃したり、支配したりしようとする。そういう考え方を持つ人たちが増えてくると、社会は殺伐とし、やがては自分を守るための行動だったはずのものが、社会全体、さらには自分自身をも破滅に追い込むという結果になってしまいます。

本来、私たちは「ひとつ」なのだと思います。だから、日本人が古くから大切にしてきた、「個」よりも「場」を大切にする考え方のほうが、まわりまわって個の幸せにつがなるのではないかと感じています。


関連記事

2017年01月02日(月)

世界文明の中心は日本へ

いま世界で起きている最も大きな潮流は「分断から統合へ」である。その理由を身近な例から説明したいと思う…

続きを読む
2014年05月20日(火)

価値観は変化するもの

人にはそれぞれ価値観があります。何を良いとして何を駄目とするかは、その人それぞれの価値観が決めるものでしょう。これ自体はは素晴らしい事です。ただその価値観は、…

続きを読む
2025年01月16日(木)

日本のものづくりへの提言 ~感性と技術の融合~

続きを読む
2014年04月09日(水)

伝える時には

何かを伝えたり表現する時に、私たちは言葉を使います。このMISSIONMINDでも、記事の中では言葉や図解や写真を用いて、その伝えたい内容を表現しています。こ…

続きを読む
2023年09月25日(月)

目に見えないものを大切にする生き方

続きを読む